ハローワークは、公共職業安定所のことで、
職業安定組織の構成に関する条約に基づき、
加盟国に設置される公的職業安定組織が運営する職業紹介所です。
会社を退職したときの、失業保険(雇用保険)申請の窓口でもあり、
いつでも混んでいることが多く、毎日凄い人で閲覧も順番待ちなんだとか…
求人閲覧のやり方と求人検索のコツについてまとめてみました。
ハローワーク求人に応募するときは、
求人を閲覧していて、応募したい求人情報が見つかったら、
印刷するか求人番号をメモしたうえで、
まずは職業相談員に相談しましょう。
求人情報を見るだけでは詳細が分からない事や、
質問などがあるときは、
相談員から求人している会社に問い合わせてもらいましょう。
男女雇用機会均等法などの影響で、
求人票では性別や年代の指定をしてはいけないことになっています。
しかし現実には、
男性を雇用したいケース・女性が望ましいケース・若い方がいい・年配の方がいいなど、
雇い入れる側の希望もあります。
求人によって、
「女性でも大丈夫かな?」
「私の年齢でも採用される?」と不安になる場合もあると思います。
窓口の職業相談員に聞けば、
その場で電話して確認してくれます。
面接に出向いた後で、
期待外れの内容にがっかりしないよう、
疑問点はしっかり解決してから応募しましょう。
自分のスキルが求人の条件に合わない場合、
また「経験者優遇とあるけれど、未経験は無理なのかな?」
「資格がないとダメ?」
などというときにも、職業相談員に相談してみましょう。
相手先企業に問い合わせてもらうと、
多少条件から外れていても応募できる場合があります。
ただ、
無理やり面接を取り付けても、
行ってみるとハローワークへの義理で面接しているだけ、
という状況になることもありますので、
本当に融通が利くのかどうか、よく確認しましょう。
・応募はハローワークから
相談員に求人に応募したい旨を伝えて、
自分の経験や資格、就業条件などへの希望が、
その会社の求めているものと一致すると判断された場合には、
応募する会社に電話連絡するなど手続きを行ってくれます。
そして、
面接の時の必要書類や何を持っていく必要があるのか、
確認してもらいましょう。
・紹介状の発行
ハローワークから会社への連絡が終わると、
「紹介状」を発行してもらえます。
書類選考があるときは、
その紹介状を履歴書と一緒に封筒にいれて応募先の会社に郵送します。
書類選考なしですぐ面接という場合も、
ハローワークの職員の人が面接のアポイントメントを行ってくれます。
その後、
面接のときに紹介状と履歴書を持参して、
相手の会社の面接官に渡します。
新卒の学生の方や、
現在働いている就業中に方にも紹介状は発行してくれます。
紹介状の発行は、
応募する本人が行かないと発行してもらえません。
代理の人がハローワークに行っても、
紹介状は発行してもらえないので、注意しましょう。
・面接に行く前に
面接に向かう前に事前に、
まずその企業のことをできる範囲で調べておきましょう。
面接のときに質問されることの多い、
今までの経歴や志望動機なども整理しておきましょう。
・面接での持ち物・必要書類
面接に持っていく必要書類は
★紹介状
★履歴書
は必ず持っていくようにしましょう。
紹介状や履歴書以外にも、場合によっては
★職務経歴書
★スキルシート
★自分が作った制作物
などを求められる場合があります。
あらかじめ確認しておきましょう。
また、自分のアピールのために持っていくのもいいでしょう。
・面接の場で気をつけること
面接の場には、遅くとも5分前にはついて準備できるようにしましょう。
紹介状や履歴書はすぐに渡せるようにしておきましょう。
また、
面接官と話をするときには良い姿勢で堂々とした態度で臨むことが大切です。
借り物の言葉ではなく、
自分の言葉で話すようにしましょう。
自分のセールスポイントは積極的に売り込み、
質問もきちんとしましょう。
なにか聞きたいことはありますか?
という質問は、
ほとんどすべての面接で行われるものなので、
あらかじめ聞きたいことを準備しておきましょう。
面接が終了した際には、
「ありがとうございました」とお礼の言葉を伝えましょう。
そして、
面接結果がいつでるのか・どうやって伝えられるのかについて、
確かめておきましょう。
・面談で緊張してしまう場合
面接は、緊張するという方がほとんどです。
面接で自分をよく見せようとすると、
緊張が大きくなっていきます。
必要以上に自分をよく見せようとしないで、
自分らしく話し、聞かれたことには誠実にこたえるようにしましょう。
面接は相手を見極める数少ない機会でもあります。
求人情報を見ただけでは分からない、
職場の雰囲気や担当者の人柄、
仕事の段取りなどを確認するようにしましょう。
「自分を見せる」ことよりも「相手を見る」ことに集中する方が、
緊張しにくいかもしれません。
・どれくらいで合格か不合格かわかるの?
通常は書類選考に7日から10日程度、面接1回につき7日から10日程度、
あわせて書類選考から内定までは半月から1ヶ月程度と考えておきましょう。
ハローワークでの募集には応募者が殺到するケースもあります。
多少は時間がかかるものと考えておきましょう。
早い場合は、
面接の終了時にその場で「合格・採用」と教えてくれるケースもあります。
・結果通知の方法って?
面接の結果は、
通常は面接は電話やメールで連絡があったり、
合格・不合格の通知が郵送で送られてきます。
合格者だけに連絡する企業もあります。
不合格者には応募書類一式を返送してくる企業もあります。
・結果通知がいつまでもこない時は
面接を受けて10日以上たっても連絡がこない時は、
ハローワークに採用、不採用の連絡がすでにきていないか確認しましょう。
ハローワークで紹介された企業については、
原則ハローワークを通じて企業に連絡してもらうといいでしょう。
ハローワークから連絡してもらった後に、
自分で連絡をして結果や履歴書の返送をしてもらうという方法を取りましょう。
ここまでが、
求人に応募して面接、合否の確認までの流れです。
仕事をはじめたいと思ったとき、
まずハローワーク(公共職業安定所)を思い浮かべる人は多いと思います。
求人数が多く、相談も無料。
なにより国(都道府県労働局)が運営しているので、
信頼できます。
でも、はじめてハローワークを利用するときって、
わからないことが多いですよね?
求人の検索・閲覧方法は?
悪質な求人の見分け方は?
ちょっと考えただけでも、疑問に思うことがでてきます。
しかも、
公式ホームページの説明はわかりづらいし…。
まず気になるのは、
「どこのハローワークに行けばいいの?」ということですよね。
全国どこのハローワークでもいいのですが、
あなたが働きたい地域のハローワークへ行ったほうが仕事は探しやすいです。
理由は2つ。
1.ハローワークの求人検索端末(パソコン)は、
周辺エリアの求人を検索しやすいように設定されているため
2.ハローワークの冊子に載っている求人は、
周辺エリアのものが中心のため
1.求職申込書の記入・ハローワークカードの発行
ハローワークに行ったら、まず求職申込書を記入してください。
求職申込書を窓口に提出すれば、
あなたの情報が登録され、ハローワークカードが発行されます。
ハローワークカードとは、
ハローワークのさまざまなサービスを利用するときに必要なカードです。
ハローワークを訪れるときは忘れないようにしましょう。
2.求人検索端末で仕事を探す
ハローワークカードを発行したら、
求人検索端末を使って求人を探しましょう。
端末では、雇用形態・産業(業種)・職種・場所・賃金・休日・就業時間など、
さまざまな条件で求人を検索することができます。
やり方がわからない場合は、職員に聞いてくださいね。
・仕事探しのポイント
まずは相場をチェックしよう
はじめて求人検索端末を利用するときは、
あまり条件をしぼらず、ざっくり検索してみましょう。
『場所』『職種』あたりをしぼって検索し、
どんな求人があるのか一覧を見てみてください。
これにより、
求人数・就業時間・給料の相場がわかると思うので、
そこからくわしい条件をしぼりこんでいきましょう。
・賃金は少し低めの金額に設定する
希望する賃金は、
少し低めの金額を入力するようにしましょう。
たとえば、『月給25万円以上』で検索した場合、
『月給24万5,000円』の求人は、はじかれてしまいます。
少し賃金が低くても、
ほかの条件がピッタリあっているかもしれません。
できれば希望額より1~2万円下げて検索してみてください。
・賃金に幅がある場合は、最低額に注目
賃金に幅がある求人も多いので、
注意が必要です。
たとえば、『月給25万円以上』で検索した場合、
『月給19万5,000円~26万5,000円』のように、
25万円を含む求人がヒットします。
このように、賃金に幅がある場合は、
最低額(上記の例だと19万5,000円)に注目です。
基本的に最低額からのスタートだと考えてくださいね。
・冊子に載っている求人情報もチェックしよう
地域によっては、
ハローワークの求人冊子が用意されています。
これは各ハローワークが独自で編集した求人情報誌で、
地元の求人が中心です。
求人検索端末でいい求人が見つからなかったら、
こちらもチェックしてみましょう。
たいていはハローワークの入口付近に置かれています。
閲覧の仕方は、こんな感じです、
分からない事があったら職員に聞きましょう。
・賃金を少し低めに設定するは、
先ほど紹介しました。
今度は
・実年齢より少し下で検索してみるです。
なぜ実年齢より下で、検索するのか?というと、
「経験を重視する」企業も中には多く存在するからです。
例えば、
営業経験が1年しかない23歳の人
営業経験が3年間ある25歳の人
この2人のうちどちらかを採用する場合、
後者の方が即戦力になり得ますよね。
なので、
求人の年齢を超えている場合でも、
その職種を過去に経験していたらスタッフに相談してみるのもおすすめです。
その企業が即戦力を募集していたら、
スタッフが採用担当者に話をして面接→採用となる可能性もあります。
それから、
社会保険が完備されているかどうかも重要です。
社会保険とは、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険の総称。
求人情報の加入保険欄に、社会保険完備、社保完とか、
上記4つの保険が記載されていれば全てに加入していることになります。
社会保険に加入していないと、
国民健康保険や国民年金の保険料を自己負担する必要があり、
さらには失業時の雇用保険も受け取ることができません。
ですので、
必ず社会保険完備の企業を選びましょう。
こいうところに気を付けて閲覧するのがコツですよ。
気になる求人は印刷して持ち帰り、
自宅でその企業についてよく調べてみましょう。
また、面接を受けるときに、
担当者や企業の雰囲気を観察するのもいいでしょう。
面接は向こうから見られているだけでなく、
こちらが企業をチェックするチャンスでもあります。