誰もが憧れる『不労所得』
不労所得を得られるようになりたいと思っている人は、
多いのではないでしょうか。
不労所得は働かなくても、収入があるという事ですよね。
そんなうまい話なんてあるわけないと思われるでしょうが、
儲かる話も、損をする話しも、世の中にはゴロゴロあります。
ただ、人によって“不労”と感じるかどうかも違うので、
これは不労所得だと言い切ることもできないように感じます。
人はみんな怠け者なのでしょうか?
ちょっとでも楽をして、
良い思いをしたいという願望を持ち続ける生き物なんですね。
『不労所得』どの様な仕事があるのでしょうか?
まとめてみました。
老後の年金不足対策として、
株式投資・不動産投資などの「不労所得」を、
得られる手段に注目が集まっています。
また、近年は、
個人でも気軽に始められるアフィリエイト広告収入なども話題で、
貯蓄や働けなくなった時の保険として、
現役世代のうちから副収入の確保に取り組みたいという方も、
少なくないのではないでしょうか?
不労所得とは、利子・配当金・家賃・地代などのように、
自分自身で働くことなく得られる収入のことです。
具体的には、
「預貯金の利子」「株式の配当金」「アパート・マンションの家賃収入」
などが該当し、
自分自身が労働しない間もお金が入ってくる仕組みを作ることを差します。
ただ、「株式の配当金」や「家賃収入」などは、
必ず得られるものではなく、
どの株式を購入すれば良いか、
どの物件を購入すれば安定した入居が期待できるか、
といったことを見極めるための情報収集や知見などが必要となってきます。
また、
ブログやユーチューブ動画などの配信後に得られる広告収入も、
不労所得に含めることができます。
インターネット上に動画などをアップロードすれば、
視聴回数に応じて継続的に広告収入が得られるというものです。
しかし、
配信するためにはコンテンツの制作が必要になり、
労力が伴うことも多いため、
すでにコンテンツ資産を保有している方や、
作業によほど慣れていない方でないと、
「不労」という観点からはやや疑問が残ります。
また、広告収入も「株式の配当金」や「家賃収入」と同様に、
コンテンツを配信すれば必ず収入に繋がるというわけではありません。
「何もせずにお金が自動的に増えていく」
という投資の手法はほとんどありません。
不労所得と呼ばれる収入には、
さまざまな種類のものがありますが、
実際に不労所得を得られる仕組みを構築するまでには、
かなりの労力と時間が必要です。
そこで、一般的に不労所得と言われる中で、
実態がほとんど労働に近いものをまずみていきましょう。
労働を伴う不労所得の中でも、
時間をかけなければ得られないものをご紹介していきます。
1. アフィリエイト
不労所得の代表格として、
一時期もてはやされたのがアフィリエイトサイトです。
サイトを制作し、
商品を販売することにより売上を得ることができたり、
広告がクリックされた回数に応じて、
Google AdSense(グーグルアドセンス)などから、
報酬を得ることができたりする仕組みです。
しかし、
これらの売上を発生させるためには、
コンテンツを作ったり、
SEO(検索エンジン)対策を行ったりする必要があります。
また、TwitterやFacebook、
LINEといったソーシャル・ネットワークで、
顧客の囲い込みを行う必要もあります。
そして、何より、
構築後も継続的にコンテンツを増やすといった、
更新作業を続けていかなければ、
まとまった売上を得ることはできません。
そのため、
アフィリエイトは決して不労所得と言えるものではありません。
安定した売上を確保するために、
日々の作業にはかなりの時間が必要です。
特に、物販を行う場合は顧客サポートや発送なども必要です。
場合によっては、
月間の労働時間が100時間以上になることもあるでしょう。
ですから、
アフィリエイトは不労所得というよりは、
サイト運営ビジネスだと言えるでしょう。
2. 書籍などの印税
書籍を出版し、
発行部数に応じて得られる収入が印税です。
印税も不労所得だと言われていますが、
印税を得るには二つのハードルがあります。
まず、書籍を執筆するだけの時間が必要であること。
そして、その書籍を売る必要があることです。
また、
何の実績もない作家の本を、
出版社が積極的に出版することはないでしょう。
出版社が主催するイベントで、
新人賞に入選するなどして作家としてデビューしなければ、
印税を得る道は拓けません。
3. 版権ビジネス
版権ビジネスは、
キャラクターなどを製作し、
そのキャラクターを使ったグッズを販売することで、
一定の版権収入を得るものです。
ディズニーやサンリオ、
San-Xといった会社が版権ビジネスを展開しています。
また、既存のアニメやコミックのキャラクターなどを、
利用した版権ビジネスもあります。
4. 株式投資やFX投資
不労所得の代表格と言われる株式投資やFX投資も、
決して楽な不労所得とは言えません。
これらの投資で安定した利益を出していくには、
常に相場を注視して、
値動きの変動に応じて適切な取引を行っていく必要があります。
株式投資の場合、相場が動く時間が限られていますが、
FXの場合は土日を除いて常に相場は動いています。
相場の変動による売買益を狙うような投資手法では、
相場への注視と売買の作業が発生するため、
不労所得と言えるものではありません。
それから、
一般の人でも、
お金を自動的に得るための仕組みづくりを行うことは可能です。
その具体的な例をみてみましょう。
1. お金を貸すことで収入を得る
金利を上乗せしてお金を貸し、
金利収入を得る仕組みは不労所得の一例だと言えます。
しかし、
個人が勝手にお金を貸して収入を得るようなビジネスを、
展開することはできません。
まずは、貸金業と自治体に申請する必要があります。
また、
一定の資金を持っていなくてはなりません。
2. 物を貸すことで収入を得る
レンタルビデオのように、
物を貸し出すことで収入を得ることも不労所得の一つだと言えます。
既存のサイトや店舗に所有する物品だけを提供し、
貸し出した後に対価が得られるのであれば、
不労所得に近いビジネスを展開できるでしょう。
3. 土地を貸すことで収入を得る
土地や不動産を貸して収入を得ることは、
個人でも可能です。
2019年現在の投資用ローンの金利は、
国がマイナス金利を導入したことで大幅に下がっています。
そのため、不動産投資を行う個人投資家は増加しています。
4. 権利を貸すことで収入を得る
土地だけではなく、
権利を貸し出すことで利益を得ることも可能です。
名義貸しが代表的なものとして挙げられます。
次に、ローリスク・ローリターンの不労所得をみていきましょう。
1. 銀行預金
現時点では、最も確実に不労所得を得る手段は銀行預金です。
銀行預金にはある一定の金額までなら元本保証があります。
2. 国債
日本が抱える借金(負債)を有価証券にして、
売買できるようにしたものが債権です。
代表的なものには国債があります。
債権なので、
運営している母体が倒産した場合債権がなくなる可能性があります。
3. 社債
国債ではなく、
企業が資金調達のために発行するものが社債です。
社債は国債よりもリスクがあり、
発行元の倒産リスクを織り込んでおかなければなりません。
4. 個人型確定拠出年金(iDeCo)
確定拠出年金(iDeCo)は、
個人で用意することのできる私的年金制度です。
iDeCo制度が利用できる投資信託や保険商品を選択し、
投資や預金、積立を行います。
5. ロボアドバイザー投資
最近増えている投資手法に、
ロボアドバイザー投資と呼ばれるものがあります。
これは、ロボアドバイザー投資を行う会社に資金を預け、
人工知能がさまざまな投資手法を駆使して資金を運用する方法です。
6. 自販機設置、コインロッカー
土地を借りて自動販売機やコインロッカーを設置する方法です。
住宅街の中にも設置することができるため、
利用者が多ければ半自動的に収入を得られます。
立地次第で収益性は大きく異なりますが、
良い場所を確保できれば効率の良い不労所得になり得ます。
続いて、
ミドルリスク・ミドルリターンの不労所得をみていきます。
1. ソーシャルレンディング
最近注目を集めている投資手法の一つに、
ソーシャルレンディングがあります。
ソーシャルレンディングは、
クラウドファンディングのシステムを利用した投資手法です。
複数の投資家から少しずつ資金を集め、
事業用の資金を必要とする会社に集めた資金を貸付けます。
その際に、
上乗せした金利収入を得ることができる仕組みです。
5万円や10万円といった比較的少額から投資が可能なところが、
ソーシャルレンディングの特徴の一つです。
2. 投資信託
投資信託は、歴史が長く比較的安全な投資手法です。
投資信託では、投資のプロが複数の金融商品を選定し、
自分の代わりに運用してくれます。
そこで得られた利益の一部が手元に戻ってくる仕組みです。
3. 不動産投資
不動産投資は、
投資信託と同様に歴史が大変長い投資手法です。
不動産投資の歴史は、
古代ローマの時代からあったとも言われており、
日本でも土地や建物を貸すビジネスは、
都市が成立した頃から行われていたと言われています。
4. 太陽光発電設備投資
太陽光発電設備投資とは、太陽光発電設備を購入し、
発電された電力を国に買い取ってもらう投資手法です。
5. シェアリングビジネス
情報技術の発展により、
個人が情報を発信しやすい時代になりました。
その結果を受けて最近普及しているのが、
車や装飾品などのシェアリングビジネスです。
そして、
ハイリスク・ハイリターンの不労所得を紹介します。
1. FXのスワップ金利
FXは国家間の通貨取引に伴う相場の変動により、
売買の差益を得る投資手法です。
売買益の獲得を目指し、
常に相場に張り付いている必要があります。
しかし、
どうしても相場につきっきりになることが難しく、
売買に時間を割けないため、
スワップ金利を得ることを目的に投資する人もいます。
2. 株の配当金
株もFXと同様に、
相場の変動によって売買の差益を得ることを目的としています。
一方で、
株主優待や配当金を目当てに株を所有する人もいます。
3. FXの自動売買
一般的に、
FXでは自分の目で相場を見張り、
常に最適な売買を繰り返さなければなりません。
しかし、為替相場は24時間変動しているので、
常に相場に気を配ることは不可能です。
そのため、
自分が寝ている間に相場が大きく動き、
気がついたら大規模な損失を被っていたということはよくある話です。
4. フランチャイズビジネス
一定の資金を持った投資家の中には、
フランチャイズビジネスに参入する人もいます。
フランチャイズビジネスは、
飲食店のフランチャイズが代表格です。
有名な飲食店の名前を借り、
経営ノウハウや知名度を利用することで店舗を運営する仕組みです。
店舗の運営自体は従業員を雇い、
自分はオーナーとして利益を得ていくビジネスです。
飲食店に限らず、
コンビニエンスストア、クリーニング店などでも、
フランチャイズビジネスが普及しています。
不老所得の種類について紹介しました、気になるものがありましたか?
不労所得初心者向けのおススメは、先ほど紹介しました。
ローリスクの物から、初めてはいかがでしょうか?
そして、これらもおススメですよ。
・ライター・内職:労働収入。働いている時間じゃないと収入が発生しない
・ブログ・Youtuber:資産による収入。働いてない時間でも収入が発生する
ブログやYoutubeは働いてない時間でも収入が発生するので、
挑戦しておきたい収入源ですが
実は、ブログの方がオススメで、
Youtubeはチャンネル登録者が1000人必要で、
少し条件が厳しいというのがブログをオススメする理由です。
不労所得のリスク・リターン別に、
不労所得を得るための手法をご紹介しました。
どの不労所得を見ても、
リスクが高いものはリターンも大きい、
リターンが小さなものは
リスクが小さいといった点が、
共通していることがおわかりいただけたでしょう。
大きなリターンを追いながら、
リスクを減らしていくためには、
投資の勉強を常に怠らないことが必要です。
そのための学習は、
基本的には労働と変わりません。
つまり、
なんの苦労もせずに簡単に収入が得られることはあり得ないのです。