マイナポイントは、
マイナンバーやキャッシュレス決済の普及促進を目的とする、
国の消費活性化策のひとつです。
クレジットカードや電子マネー、
QRコード決済などのキャッシュレス決済サービスと、
マイナンバーをひも付け、
チャージまたは決済すると25%(最大5000円分)が還元されます。
マイナポイントを利用するには、
マイナンバーカードを取得しないといけませんね。
私は、まだ取得していないんです。
いつか、いつかと思いながら、
そのままになっていまっています。
マイナポイントカードについても,
よく知ったうえで、早く取得しないと、
損をするかもしれません。
・マイナポイントとは?
マイナポイントとは国が実施する消費活性化策のひとつで、
マイナンバーカードの普及促進と、
ここ数年で盛り上がりを見せている
キャッシュレス決済を普及することを目的としています。
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/
マイナポイントは、
キャッシュレス決済を通じて獲得できるポイントで、
国から消費者に対して直接付与されるのではなく、
PayPayなどのキャッシュレス決済事業者から消費者に付与されます。
2020年2月19日時点で、
マイナポイントの還元対象となる決済サービスが、
総務省より発表されています。
現時点では「PayPay」や「Suica」、
「楽天ペイ」など21種類の決済サービスが対象となっています。
ポイントの獲得には、
マイナンバーカードを取得したうえで、
「マイキーID」を設定する必要があります。
マイナポイント申込みページで、
利用したいキャッシュレス決済サービスを選択した後、
選択したキャッシュレス決済でチャージをして、
買い物をした際にマイナポイントが付与される仕組みです。
2019年10月からの
消費税増税に合わせてスタートした「キャッシュレス・消費還元事業」は、
2020年6月までの期間限定であり、
マイナポイント事業とは別の施策となります。
ポイントの還元率など施策内容も異なるため、
それぞれ混同しないように注意が必要です。
・マイナポイントの還元を受けるのに必要なものと手続き
マイナポイントを取得するためには、
「マイナンバーカード」を取得したうえで、
「マイキーID」を設定する必要があります。
そもそもマイナンバーカードとは、
個人に割り当てられるマイナンバーが記載された、
プラスチック製のカードのことを指します。
紙に印字された「通知カード」とは別物であるため注意が必要です。
マイキーIDとは、
マイナポイントの還元を受ける際に、
本人であることを認証するのに必要なIDです。
マイナンバーカードに埋め込まれたICチップを活用し、
WEB上で本人確認をするために必要なIDとして発行されます。
マイキーIDは任意の文字列が指定できるため、
自分にとって分かりやすいマイキーIDに変更することも可能です。
・申請手続きの流れ
①マイナンバーカードを取得
②マイキーIDを登録
③マイキープラットフォームからキャッシュレス決済を選択
④チャージや決済金額に応じてマイナポイントが付与
1~3の手続はスマホやパソコンなどウェブ上で可能なので、
手続きは誰でも簡単にできます。
マイナンバーカードを取得するためには、
通知カードと一緒に送付されてきた
「個人番号カード交付申請書」に必要事項を記載して申請を行います。
もしも、交付申請書の紛失や、
住所や氏名の変更がある場合には、
自治体の窓口で交付申請書を発行してもらう必要があります。
また、マイナンバーカードを受け取る際には交付窓口に出向き、
数字4桁の暗証番号を設定しましょう。
※ここで設定した暗証番号は、
後の申請手続きでも必要になるため、忘れないようにしてください。
マイナンバーカードの準備が完了したら、
以下のいずれかの方法でマイキーIDの設定を行います。
■パソコンの場合
マイキープラットフォームから設定を行います。
「マイキーID作成・登録準備ソフト」が必要ですが、
これもマイキープラットフォーム上からダウンロードできます。
パソコンから設定を行う場合、
別途ICカードリーダライタを用意したうえで、
マイナンバーカードを読み取ります。
このとき、
マイナンバーカードの受け取り時に設定した暗証番号を入力すると、
マイキーIDの設定が完了となります。
■iPhoneの場合
「マイナポイント」と「JPKI利用者ソフト」という、
専用のアプリをダウンロードし、
アプリ上からマイキーIDを設定します。
パソコンのようにICカードリーダライタは必要ありませんが、
利用できるのはiPhone7以降の端末に限られます。
マイナポイントアプリを起動し「マイキーIDの発行」をタップ。
マイナンバーカードをiPhoneで読み取るとマイキーIDが発行されます。
■Androidの場合
AndroidもiPhoneと同様に、
「マイナポイント」と「JPKI利用者ソフト」をダウンロードしたうえで設定します。
こちらもマイナポイントアプリを起動後、
「マイキーIDの発行」をタップ。
マイナンバーカードをスマートフォンで読み取るとマイキーIDが発行されます。
そして、登録開始の時期ですが、2020年7月1日からという事です。
マイナンバーカードと連携してもらえるポイントといえば、
自治体ポイントもあります。
マイナポイントは、2020年6月現在、
まだ発行されていませんが、
自治体ポイントはすでに発行されており利用されています。
自治体ポイントは、
自治体が任意で発行するポイントなので発行していない自治体もあります。
各種クレジットカード会社や航空会社のマイルなどのポイントを合算して、
自治体ポイントにすることもできます。
たまった自治体ポイントは、
地域の商店街や「めいぶつチョイス」というオンラインショップなど、
比較的限定された範囲の買いものに利用することができます。
マイナポイントは、
国費でプレミアム分として、
前払いのキャッシュレスに上乗せされるものであり、
自治体ポイントとは性質が異なります。
マイナポイントは子供の分ももらえます。
赤ちゃんや幼児のお子さんの場合でも、
マイナンバーカードを発行していたら手続き可能です。
子供の分のマイナポイントの予約・申し込みは、
法定代理人によって行うことができるといいます。
基本的には親権者の名義で手続きをすることになります。
子供の分のマイナポイントは、
15歳未満の未成年の人は法定代理人(親権者等)のクレジットカードや、
キャッシュレス決済サービスで申し込めます。
ただ、例えば、
お父さんが申し込んだ決済サービスと同じものではタグ付けできません。
お父さんがクレジットカードを登録したとすると、
別の電子マネーやクレジットカード、
プリペイドカードなどで登録する必要がある様です。
お父さんが、
あまりキャッシュレス決済対応のカードやアプリなど持っていない場合は、
新たに作ることになると思います。
お財布のひもを握るのはお母さんが多いと思われますので、
乳幼児のお子さんがおられる方は、
カードタイプの電子マネーなどが管理しやすいかもしれませんね。
マイナポイントをもらい、
利用するためには、
マイナンバーカードの取得やマイキーIDの作成登録が必須です。
制度が始まってからでは申請が混みあってしまうので、
マイナポイントをぜひもらいたいと思っている方は、
手続きを徐々に進めておくと2020年7月開始時に慌てずに済みそうです。
マイナンバーカードをもっていれば、
オンラインでの行政サービスをスムーズに受けられるようになります。
この機会にマイナンバーカードの取得を考えてみてもいいかもしれませんね。